協会だより

第109巻8号 協会だより

西から進行中の梅雨明け宣言が7月22日には関東に達しました。その途端に飛鳥山公園でもセミの合唱が始まりました。サッカー世界選手権ワールドカップは、早い時期の日本敗退で終了してしまい、今は、国内外で野球と本場所の大相撲が盛り上がりを見せていますが、何となく焦点の絞りにくさを感じています。
醸造協会の各セミナーも、”醸造調味食品セミナー”をもって一段落しましたが、今年度は、3セミナーが開催第100回を迎える記念すべき年になりました。5月開催の清酒製造入門セミナー以降のセミナーの話題を拾ってみました。
 
◆きき酒セミナーで全問正解をなんと2名が達成!! 6月17・18日と6月19・20日の2回に分けて開催され、合わせて52名の参加がありました。その内、マイスターが13名、ミストレス(女性)2名の15名に資格が授与されました。合格率が例年よりやや高かったこともあり、今回はなんと全問正解を3年ぶりに2名が達成しました。因みに、これまでの全問正解者は6名で全参加者の1.1%にすぎない狭き門です。多くの方のチャレンジをお待ちしております!!
 
◆ワインセミナーも開催第30回の節目に!! 第30回ワインセミナーが7月2・3両日開催され、30回の特別講演プログラムに29名の参加をいただきました。話題となっている、原産地呼称、地理的表示の現状と今後、国産ワイン用ブドウ品種に関する話題、国内外における最新のワイン製造設備紹介、日本ワイン醸造への新たな着想と今後の展望等、10名の演者による多岐にわたる講演とに講演後は、活発な質疑に終始しました。
 
◆「和食」文化遺産登録が実現、奇しくも第100回醸造調味食品セミナー開催!! 7月15~18日に当会館で開催され100回ということもあり、昨年の40名に対し55名の参加をいただきました。16日には100回を記念した共通テーマとして、ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」をテーマに、5名の講師お招きし、「日本人の和食に関する意識実態調査について」キッコーマン食品㈱ プロダクト・マネジャー室 青山秀太郎氏、「和食 ~すし~」銀座久兵衛 今田 洋輔氏、「世界に注目される日本料理―その魅力とこれから―」近茶流嗣家 柳原 尚之氏、「ダシのおいしさと次世代への継承」京都大学大学院 農学研究科 伏木 亨氏、「和食とお茶で笑顔のおもてなし~日本から世界へ、未来のために~ 」(株)伊藤園 取締役CSR推進部長 笹谷 秀光氏。中でも銀座久兵衛 今田洋輔氏はこの日のために動画を作成し「和食」に対する熱い思いを語っていただきました。また「和食」のすばらしさが国内を問わず、海外へ向けて発信されるべきだとの趣旨がどの講演にも共通したテーマでした。
 
◆2014年、第14回全米日本酒歓評会ホノルルで開催 ホノルルには、1906年醸造協会設立の2年後、1908年に後のホノルル酒造(株)が設立され、1992年まで日本酒が製造されていたことは、醸造協会誌のアーカイブに多くの方々によって紹介されています。日本と米国の中間地点であるハワイで2001年、米国内外で扱われている日本酒を集めた全米日本酒歓評会が、酒類総合研究所の新酒鑑評会に習って開催されました。その後、毎年開催され、本年で14回目の歓評会が、この7月14~19日にホノルルで開催されました。初回が100点足らずの出品であったものが、今回は370点に達し、審査後直ちに開催される公開きき酒会(ジョイ・オブ・サケ)への参加者が当初の500名から今回の1,500名への発展は、日本酒の輸出の盛り上がりの更なる進展を予感させます。因みに、ジョイ・オブ・サケは当初のホノルル開催から、現在は、東京、ニューヨークでも開催され、2014年は、9/18にニューヨークで、11/6に東京で開催とのこと。右のスナップは、今年のホノルル、ワイキキビーチですが、夏休みにいかがですか?