
日本醸造協会は、醸造に関する学術研究と調査を行うとともに学術研究団体を主宰して醸造学と醸造技術の進歩発展と振興を図り、成果をもって国民に高品質で安心・安全な醸造飲食品を提供し、豊かな食文化の形成に寄与する事業を行っています。
1. 醸造に関する学術研究
醸造微生物の特性維持のための培養方法と保存方法に関する研究、醸造微生物の育種改良、及び醸造製品及び醸造工程管理に必要な分析法の研究を行う。
2. 研究及び技術開発の成果の普及並びに学術研究団体の主宰
醸造に関する各種研究会や講演会、セミナーを開催し、学術研究及び技術開発の成果の普及を図る。また、学術研究団体(日本醸造学会)を主宰し、国内外の研究者に学術研究の成果の発表と相互に討論する場を提供する。
3. 学術研究及び技術並びに技能の奨励と業績の認証及び顕彰
醸造学の研究と醸造技術開発の奨励及び醸造技能者の資質の向上と技能の継承を目的に研究者(団体を含む)、技術者あるいは技能者の業績を評価、奨励し、顕彰する。
日本醸造協会「伊藤保平賞」「技術賞」「醸造技能者表彰」
日本醸造学会「功績賞」「奨励賞」
4.醸造微生物等遺伝資源の収集と保存
国内外において微生物遺伝資源を調査、収集し、分類学的性質、醸造特性を解明、整理して保存するとともに、実用化できる微生物菌株の育種と選定を行う。
生物多様性の確保に関する資源ナショナリズムが国際問題になっていることから、知的財産に関わるわが国の国益を担保するための事業でもある。
5. 情報の提供及び技術指導と分析・検査
一般消費者、醸造業者からの醸造に関する質問、相談に応えるとともに、必要とされる情報の提供と醸造業者に対する技術の指導並びにこれらに付随する官能評価を含む化学分析あるいは検査をおこなう。
6.醸造微生物等の資材の供与
醸造に必要な資材として、実用醸造微生物(主として、酵母)の供与並びに、この法人が 実用化した醸造工程管理用の資材(微生物検出培地)や清酒用清澄剤等を提供する。
7.会誌及び醸造に関する図書の発行
醸造に関する解説記事、研究・技術開発の総説ならびに学術論文(日本醸造学会誌を併設している。)を掲載する月刊誌として会誌を刊行する。また、醸造技術の専門書や初心者あるいは一般を対象とした醸造に関する図書を出版する。
8.技術者及び技能者の養成
醸造に関する現場的な技術者や技能者を養成する国内の機関は少なく、醸造技術・技能の 進歩発展と継承を図るとともに、醸造の現場に直結する技術者、技能者を養成する。
9.その他この法人の目的を達成するために必要と認められる事業