北海道産酒BARかま田 鎌田 孝

11月
02
2020

北海道産酒BARかま田鎌田 孝

ご氏名をお願いします

鎌田 孝(かまだ たかし)

ご所属

合同会社タックドゥープランニング 代表

北海道産酒BARかま田&446 オーナー

NPO法人FBO料飲専門家団体連合会役員

SSI日本酒サービス研究会&酒匠研究会連合会理事

北海道日本酒懇談会 外部有識者委員

マイベストプロ北海道お酒コラム担当等 HTB北海道テレビ

鎌田 孝 専門家コラムJIJICO asQmii  [解決!アスクミー]

Youtubeチャンネル 親びん&大将のガチ呑み天国

TVhテレビ北海道: けいナビ(経済ナビ) 酒教授担当

NHK文化教室札幌 講師

世界唎酒師コンクール審査員

思い出の醸造物 or 好きな醸造物 or 最近はまっている醸造物を教えてください

実家が酒屋だったせいもあり、お酒は若い時からかなり飲んでいました。
体質的にアルコールの分解力が高く、遺伝に感謝です。

若い時の酔う手段は、こだわりもない、何でもよい、味わいでもなくむしろ量。そんな折に出会った日本酒が石川県白山市にある菊姫合資会社の「山廃純米 菊姫」。1978年に「山廃」が世に出された草分けの一本でした。

その理由は

この「菊姫 山廃純米」をはじめて飲んだ時の衝撃は凄かった。まったく自分の好みの領域に被ってこない・・・劣化しているとまで当時は思ったくらいでしたね。今は職業としてテイスターもしていますがお酒の吟味の「ぎ」の字も知らない頃の出来事。

それから10年以上は選択肢にも入らなかった「山廃仕込み」。その忌まわしい体験から10数年後、私にとって転機が訪れます。イベント絡みがありこの銘柄を改めて飲むことに・・・

「なんだ!?」「美味い!」「深みも感じる!」「この酸味は!?料理との相性も幅広いぞ・・」「お燗にしたら更に旨味が増す!」複雑な感動を覚えています。やはり経験は新しい未来を作り出す物だとつくづく思い知らされた瞬間でしたね。現在は生酛、山廃、熟成酒ともに最高の私のお供です。

思い出の写真

酒屋の長男に生まれた私は実は双子です。私が兄(写真右)で通称「親びん」と業界で呼ばれ、弟(写真左)は「大将」と呼ばれています。講演、講師も務め「北の居酒屋風雲児」と言う飲食店も営んでいます。仕事柄、多くの場面で私と被りまくる彼も業界人です。ただ専門が明らかに違う。私は専門的には国酒。弟は北海道で一人しかいない「泡盛マイスター」であり「泡盛大使」も務めるバリバリの泡盛啓蒙家です。日本酒や焼酎などの蒸留酒に造詣も深い。同じ環境で育っているので当然と言えば当然なんですが・・・。北海道の多くの酒に関わるイベントではお互いに双子と知らない方々によく間違われ道内の酒業界ではかなり混乱を招いている双子です。道内最大の歓楽街すすきの界隈では特にお間違えの無いようにお声がけください(笑)見分け方は「かりゆし」を来ているのが弟です!私は着ません~

ご略歴

1984年北海学園大学経済学部経営学科卒業

1989年~1991年 英国在住

「サッポロビール」に勤めていた父と「北の誉酒造」に勤めていた母とが結婚し酒屋がはじまり、そこの長男として育つ。

 

『第3回世界きき酒師コンクール 』において日本酒部門、焼酎部門

初の2部門同時ダブル準優勝受賞。

著作:AmazonKindle電子書籍版

「北海道産日本酒&酒蔵入門」ホスピタリティーバンク社

■近年の主な海外&国内活動実績等

2015年3月  スペイン:イビサ島道産酒販促プロジェクト参加

2015年10月 イタリア:ミラノ食の博覧会 講演

2015年10月 イタリア:ミラノ大使館晩餐会メインホスト担当

2016年9月  イタリア:トリノスローフードの祭典テッラマッドレ講演

2016年10月  オーストラリア:メルボルン日本酒講演&セミナー

2017年8月  イギリス:ロンドン 道産酒の会開催&講演

2018年7月  全国知事会議札幌 夕食晩餐会メインホスト担当

2018年9月  スペイン:バルセロナ第1回日本酒祭り参加

2018年10月  フランス:パリ Salon de Sake 参加

2019年2月  インバウンド対策セミナー講師 奄美大島3ヶ所講演

2019年5月  インバウンド対策セミナー講師 高知県6ヶ所講演

2019年10月  フランス:パリ Salon de Sake 北海道ブースメインソムリエ

2019年10月  G20観光大臣会合レセプション 道産酒メインホスト担当

2019年11月  さいたま市主催 日本酒ペアリングセミナー3回講演講師

これまでに世界40ヵ国以上歴訪

趣味

身体を動かす趣味としてはゴルフを嗜みます。長くやっているというだけで年間数回程度(笑)むしろじっとしている趣味としての「映画鑑賞」が性分に合っています。年間100本以上は自宅、若しくは映画館に行って鑑賞しています。今年は新型コロナ禍もありステイホームで例年になく二倍くらいのペースで見逃していた作品や話題作に出会ってますね。

ご紹介者・桜本様からのメッセージ

いつも日本酒・焼酎発展への寄与、道産酒への深い愛情に感服しております。また、國酒啓蒙、人材育成にご尽力されており北海道の宝だと感じています。季節柄くれぐれもご自愛ください。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

桜本様へメッセージを!

有難う御座います!武士君は道内での泡盛、焼酎、日本酒と次世代のエース!

笑顔しかない表情は恵比須様みたいで大好きです。これからも札幌を中心とした国酒の啓蒙活動にご尽力ください。私からの無茶ぶりも引き続き宜しくお願いいたします。

告知したいこと(商品やイベントのPRなど)

全国の日本酒好きの皆さん!道産酒を是非チェックして飲んでみてください。

実は北海道は全国新酒鑑評会での金賞受賞率は全国屈指で常に都道府県ではベスト5に入っております。

道産酒を扱う地酒専門店が道内各地に有ります。専門店での道産酒の取り扱いも近年は激増しております。新型コロナ禍で通販にも価格有名地酒屋さんも力を入れていますのでお求め易くなっております。

各酒蔵のオンラインショップでも買えますので昔の道産酒のイメージを払しょくする意味でも飲んでもらいたいです。

そして北海道出身で道外に住んでいる道産子も応援&ご協力頂けると嬉しいですね!

 

注目としては2020年6月から道内13蔵目の帯広市に出来る「碧雲蔵」さん。

同じく東川町で11月から仕込みに入る岐阜県からの移転酒蔵「三千桜酒造」さんは特に近々としては期待値大です。

来春には函館市の隣町の七飯町に「箱館醸蔵」が試験醸造に入り、

秋には函館市内に「五稜乃蔵」が建設されます。

そして北見市内にも酒蔵が出来ると言う報道がすでにありました。

既存の蔵元も含めて新設の酒蔵の応援も宜しくお願いいたします!

リンク

■北海道産酒BARかま田 http://dosankosyocyu.com/

■親びん&大将のガチ呑み天国 http://bit.ly/2szgeqD

チャンネル登録⇒ https://bit.ly/3eZpjgj

■マイベストプロ北海道 鎌田孝 https://mbp-japan.com/hokkaido/takashikamada/

今後の抱負や今後へ期待すること

北海道の醸造界(日本酒、ワイン、クラフトビール)の発展に期待したいです!

近年、北海道内では日本酒蔵&ワイナリーが急増しております。

年々醸造所が目に見えて増えている北海道は完全に良い意味で異常エリアです。

2020年2021年の2年だけで日本酒蔵が5か所出来ます(もっと増える話も実際にあります)。ワイナリーも5ヶ所くらいは増えるでしょう。

北海道以外の都府県では北海道の日本酒に接する機会があまりなく盛り上がりに欠ける印象が多いかと思いますがそれは違います。

生産される数量が少なく道産酒の85%近くが地元道内で消費されるという現実があります。

更に道産酒米使用率は60%を超え、高級酒と言われる特定名称酒比率も優に60%以上に達しています。

日本酒GI認証制度(地理的表示)の導入にも積極的に取り組んでいます。

なぜ北海道に蔵元がこの様に増えるのか?

下記の背景があります。

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■地球温暖化による気候の変化
日本の南の地方では米の高温障害が発生

■災害などが少なく酒米の安定的供給が出来ることと米の質が高い事

「酒どころは米どころ」と昔から言われています。北海道は今や米どころです。

■地元地酒占有率&消費率が極端に低い事=道民支持率 約20%

■人口比に対して極端に酒蔵が少ない

新潟230万人で89蔵 北海道530万人で13蔵

■災害でのダメージが少ない(台風、酷暑がほとんどない)

■市町村、地元企業などの協力応援を得やすく補助金の活用も出来る

■地域の農業の活性化と雇用を増やすことが出来る

■地域の発信情報として常に注目されやすい

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他にも細かい理由もありますが大きな要素としてはこのような理由です。

意外と知られていないこともあろうかと思います。

何かの参考にして頂ければ幸いです。

2010年にはワイナリーが15しかなかった北海道。

2020年には41ヶ所と激増。さらにこれからも増え続けます。

蒸留酒もウイスキー蒸留所、ジン蒸留所、リキュール製造所など続々建設予定が目白押しの北海道。

これらも上記の理由と重なることが多々あります。

北海道のお酒の未来に関わる情報発信などこれからも頑張れればと思っています。

また若手の人材育成も私のシニア世代から次の世代へバトンタッチする意味でも重要課題です。

益々注目される北海道から皆さん目が離せませんよ!

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