醸造業界で活躍する方々の「自分のお気に入りの醸造物・それにまつわる思い出」「醸造にかける想い・抱負」等を綴っていただく『いい醸!』。発表いただいた方の紹介により次回のご担当者が決まるため、意外な繋がりも見えるカモ!
 あなたが発表する日も遠くありません。その際はぜひ思いの丈をぶつけてください。

 更新は毎週月曜日・お昼の12時です!


1月 06 2014

銀海酒造有限会社
安木 淳一郎

 

ご氏名をお願いします

安木 淳一郎 (やすぎ じゅんいちろう)

 

現在のご所属などは?

銀海酒造(有) 専務取締役 杜氏

 

代表商品

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

純米吟醸 「銀海 寺田」

 

思い出の醸造物 or 好きな醸造物 or 最近はまっている醸造物などを
一品教えてください

皆で造った酒。

 

その理由やその醸造物にまつわるエピソードをぜひ!

10年前、ほぼ素人の3人、灘菊酒造の川石光佐ちゃん、茨木酒造の茨木幹人君、そして私で酒造りをしたことです。兵庫県工業技術センターアドバイザーの上田護國先生、兵庫県工業技術センター井上守正先生、姫路夢前の壺阪酒造の壺阪社長の協力を得て、3蔵ではじめての酒造りをしました。あのころは皆若く、イケイケで怖いものなし、今考えればありえない取り組みでしたね。「大吟醸も造ります」と聞いた3人の先生が唖然とされたのを今だ思い出されます。その節、私が酒を搾らなければならないタイミングに、息子の水疱瘡が移り寝たきりになってしまいました。

茨木君が分析だけの為に明石から来てくれたり、搾る当日には、入院中の壺阪社長が井上先生と病院を抜け出し駆けつけてくださった時には涙が出ました。

その時、壺阪社長が「半人前の若い奴を生かすために助ける、これが発酵や、覚えとけ」と言われたのがめちゃくちゃかっこよかったです。

あと、上田先生が「酒造りをする人が、インスタントラーメンを造る時、時間を計るようではだめだ、感性を磨きなさい」と言われたのが非常に物造りの考え方をわかりやすく教えていただいたと感じました。

 

ご略歴

波乱万丈で割愛させていただきます(笑)

 

趣味

車と野球ですね。好きな車に今は乗れてないですが何時かは・・・です。

 

ご紹介者・川石様からのメッセージ

安木さんには何から何までお世話になりっぱなしで、いつもありがとうございます!酒造りが本当に楽しいものだと実感できたのも、安木さんの蔵に通って、みんなで醸したあの1年があるからです。あんなに笑いながら酒を造ったのは初めてで、今思い出しても笑えてきます。これからも末永くよろしくお願いします。

 

川石様へメッセージを!

紹介ありがとうございました。

光佐ちゃんは南部杜氏の資格も得て、マスコミにも取り上げていただき、             益々遠い存在になりつつありますが、お会いした時には無視しないで昔と同じく細めの「ウインク」してくださいね。

 

最後に今後の抱負や期待することを教えて下さい!

出稼ぎの蔵人さんが少なくなった現在、本当の意味での先人の技術継承をしていかねばならないと感じます。そしてこの素晴らしい技術を世界に発信できたらなぁ~。