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第110巻8号 協会だより

全国的にほぼ梅雨明けしたようですが、台風やその前後の異常気象が続き、梅雨明けと同時に日本列島が猛暑に見舞われています。気温が上昇した途端。早速セミの合唱が始まりました。7月に入ってもなかなかセミの声が聞こえず、サイレントスプリングならぬサイレントサマーではと心配したほどでしたので、少しホッとしています。やはり、真夏は関東ではミンミンゼミ、関西ではクマゼミが似合っています。
醸造協会の各セミナーも、”醸造調味食品セミナー”をもって一段落しましたが、紙面の関係で1点だけ話題を拾ってみました。
◆実践きき酒セミナーに4名の海外からの参加!!
本年は、参加者62名と昨年の52名と比較し大幅に応募者が増加し、会場の醸造会館が手狭のため、ご迷惑をお掛けしました。62名の内、女性17名でしたが、正に前代未聞なことに、海外からの応募者が4名ありました。国籍は、アメリカ2名にフランス、香港各1名でした。参加者の成績は、全問正解者はありませんでしたが、マイスターの資格を6名、ミストレスの資格を2名の方々が獲得され、また、再チャレンジの方々は、いずれも合格してお帰りになりました。スナップ写真はいかにも手狭な、きき酒風景です。

 
 
 
 
 
 
 
◆平成26年6月24に(公財)日本醸造協会の評議員会・理事会が開催され、いずれの議案も滞りなく承認されました。事業の概況では「平成26年度の日本経済は、安倍内閣の経済政策を受け、回復に向けた施策が打ち出されており、日本産酒類の輸出促進という新たな政策課題も軌道に乗りつつある。加えて無形文化遺産「和食;日本人の伝統的な食文化」は、地域活性化と歩調を合わせ、酒類や醸造食品市場には追い風になる環境が整いつつある。今後の更なる発展を期待しつつ、本年度は定款に掲げる本会の目的の中で、醸造に関する科学、技術の研究及び調査、醸造技術の供与と情報提供、醸造WEB講習を含むセミナーの開催を中心に事業を展開した。」ことが紹介されました。