協会だより

話題の酒粕について

 9月21日に東京で第35回酒米懇談会が開催され、その講演の中で「酒かすに秘められた驚きの健康効果」と題する講演が、ヤエガキ醗酵技研(株) 渡辺敏郎氏からあり、最近、テレビで放映されたとのことでした。その効果の主役は、”プロファイバー”と命名された機能性を有する、白米中の成分で”プロラミン”と呼ばれる米貯蔵タンパク質であることを明らかにしました。プロラミンは醪中で溶解せず、また、胃酸でも分解されることなく小腸に達し、種々の生理機能を発揮し、特に、体重、体脂肪率の低下、コレステロール値の改善、便通をよくし、肌のキメが細かくなるなどの効果が報告されました。”酒粕”の機能性は他にも多くの報告がなされており、清酒の復権と同時に酒粕の復権も期待したいところです。また、最近、酒粕の有効な処理法として凍結乾燥法を併用したノンアルコール粉末粕の製法特許技術を清酒メーカーで生かせないかとの主旨の相談が醸造協会にありました。可能性の有りそうな企業を紹介しましたが、この記事をご覧になってご興味をお持ちの方は、醸造協会誌編集担当の大島までご連絡ください。