協会だより

第110巻7号 協会だより

先月の”醸造協会だより”で飛鳥山の紫陽花の開花を取り上げましたが、この記事を書いている今が満開。そして丁度、夏至に当たります。夏至は、太陽の通り道、黄道の傾斜角が90度で、6月21日ごろ。北半球ではこの日が一年のうちで最も昼(日の出から日没まで)の時間が長い。ただし、日本では、日の出が最も早い日は夏至の1週間前ごろであり、日の入りが最も遅い日は夏至の1週間後ごろとのこと。沖縄は梅雨明けしましたが、九州から東北まで梅雨真っ盛りです。気象庁の情報で、現在、ペルー沖の太平洋赤道海域で海面水温の高い状態「エルニーニョ現象」が続いており、強まりつつあるとのこと。このため、東・西日本の日照不足による冷夏など、今後の気象予報が気がかりです。
最近に開催された醸造協会関連の行事から、いくつかを紹介します。
 
◆入門セミナー、5月18・19日、醸造協会会館にて開催。北は岩手県から南は宮崎県まで日本全国から32名の加がありました。昨年の24名から8名の増加したこともあり、18日のセミナー修了後、参加者の持寄った酒類で、5名の女性参加者も加わっての懇親意見交換会は大いに盛り上がり、一気に全国規模の情報網が構築されたようです。スナップは、分析実習風景。

 
 
 
 
 
◆平成26年度の新酒鑑評会製造技術研究会が、本年度の新酒鑑評会の締めくくりとして、5月27日に東広島市で開催されました。東北地方のお酒は長蛇の列でしたので、じっくりときき酒のできる大阪局及び関信局の全てと西日本の一部について評価してみましたが、バラエティーに富んでおり、製造技術研究会に相応しい勉強ができました。ところで、前日に開催された(独法)酒類総合研究所講演会で平成26年度新酒鑑評会出品酒について昨年度と比較し、カプロン酸エチルが増加し、グルコースがやや低下したとの報告がありました。この傾向は本年4月に開催した杜氏セミナー出品酒の傾向と一致しており、杜氏セミナーの意義を再確認することができしました。
 
◆6月3・4日、24名の参加者で女性セミナーが開催されました。今回も参加者参加型のセミナーを企画しました。18日には「Cook Sake ~お酒を使った料理とスイーツ~」と題して、加茂泉酒造(株)、前垣佳代氏の講演後、その料理とスイーツを懇親会で楽しむ企画でした。また、19日には、「日本酒の海外戦略を考える 外国人にウケる!和洋中の料理&日本酒の新しいペアリング体験 ~外国人に好まれる日本酒とは?~」と題して、トータル飲料コンサルタント、友田晶子氏が6種類のタイプの異なるお酒(スパークリング、華やか、軽快、コク、白ワイン、熟成)と7種類の料理(いくら、チーズ、リンゴ、メカブ、チャーシュー、チョコケーキ、カツオダシ汁)の組み合わせで、お酒のタイプは伏せて両者の相性を参加者全員に記述させ、終了後、お酒のタイプと料理の相性の類似性を検証する、興味深い内容の講演でした。スナップはペアリング後のグループ討論風景。