醸造業界で活躍する方々の「自分のお気に入りの醸造物・それにまつわる思い出」「醸造にかける想い・抱負」等を綴っていただく『いい醸!』。発表いただいた方の紹介により次回のご担当者が決まるため、意外な繋がりも見えるカモ!
 あなたが発表する日も遠くありません。その際はぜひ思いの丈をぶつけてください。

 更新は毎週月曜日・お昼の12時です!


5月 18 2015

金の井酒造株式会社
三浦幹典

 

ご氏名をお願いします

三浦 幹典(みうら もとのり)

 

現在のご所属などは?

金の井酒造株式会社 代表取締役

 

代表商品

綿屋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
思い出の醸造物 or 好きな醸造物 or 最近はまっている醸造物などを一品教えてください

特別純米酒 宮農(宮城県農業高等学校)復興太鼓

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
その理由やその醸造物にまつわるエピソードをぜひ!

2012年6月のことです。

東日本大震災で被災し仮校舎で学ぶ名取市にある宮城県農業高等学校の白石喜久夫校長先生よりご相談をうけました。

『酒は、人が集う仕掛けになり、風化が進む震災を語り合うきっかけにもなる。故郷の復興を担う生徒の自信にもつながる。生徒たちが栽培する酒米 蔵の華で旨酒を醸してくれませんか!』 熱い思いに感銘を受けこのプロジェクトに参加を決めました。米は生徒が作り、酒造は弊社が担当、ラベルデザインは生徒が考案商品化。校章をモチーフに良いデザインのラベルができました! 販売は地元酒販店と飲食店にお任せする。もちろん生徒さんには、授業の一環として酒造りに参加していただきました。2013年4月生酒から発売、秋には火入れ酒を発売。

当時は未成年で飲めなかった生徒さんも、成人になり、宮農復興太鼓(酒)を楽しんでくれていると聞きます。そんな取組も四回目の田植えを迎えます。今年は宮農卒業生参加の飲み会も企画されるようです。

 

ご略歴

1961年6月生まれ 大学卒業後2年程薬剤師として勤務

1985年 金の井酒造入社

2007年 金の井酒造株式会社代表取締役就任、現在に至る

 

ご趣味

車、スキー、自転車

 

ご紹介者・川村様からのメッセージ

三浦さんに初めてお会いしたのは、15年ほど前の事でしょうか?

同じ東北ということもあって共通の話題も多く、色々なことを相談できる頼もしい先輩と思っています。

これからも公私共に宜しくお願い致します。

 

川村様へメッセージを!

川村様 自分の造りが終わり川村さんの蔵を訪れると、いつも真面目に手作業の精密な酒造りをしておられますね。ここ数年は夜の懇親会にも来てくれません(笑)  時間が出来たら、いろいろ語り合いましょう。

 

告知などがございましたらお願いします

★農業体験イベント 田植えイベント  平成27年 5月16日

★農業体験イベント 稲刈りイベント  平成27年 9月予定

 

最後に今後の抱負や期待することを教えて下さい!

最近の日本酒の業界は、日本酒ブームとも言われ、市場も賑わい、政府の後押しもあり、和食とともに海外進出も盛んになりました。

無事に世代交代も進行中で、若い蔵元さんが活躍する機会も多数あり、自も含め中堅世代も頑張ってます(昔から)。

さて、私が業界に入りました1985年頃からの日本酒離れや、それにともない次々と蔵が廃業していく当時の状況などを考えると、現代は夢のような時代です。しかしながら、繁栄しているこの時期にこそ、さらに高い信用や品質を確保するための真摯な努力が必要ではないのかと思います。

酒造業界では、蔵の歴史を人間にたとえると200年から300年で一人前。100年程度は幼稚園児のようだ!という笑い話もございますが、次の200年をめざして、たゆみのない努力と『和醸良酒』の精神で精進したいと思います。