醸造業界で活躍する方々の「自分のお気に入りの醸造物・それにまつわる思い出」「醸造にかける想い・抱負」等を綴っていただく『いい醸!』。発表いただいた方の紹介により次回のご担当者が決まるため、意外な繋がりも見えるカモ!
 あなたが発表する日も遠くありません。その際はぜひ思いの丈をぶつけてください。

 更新は毎週月曜日・お昼の12時です!


2月 27 2017

株式会社くらむぼんワイン
野沢たかひこ

 

ご氏名をお願いします

野沢 たかひこ (のざわ たかひこ)

 

現在のご所属

株式会社くらむぼんワイン 代表取締役社長

 

代表商品

ソルルケト甲州

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思い出の醸造物を一品教えてください

フランス南西部のA.O.C.ジュランソンにある、ドメーヌ・ド・スーシュが造る、プティ・マンサン種からのジュランソンワイン。

 

その理由は

1987年、夫が亡くなって、60歳を過ぎてからワイン造りを始めたYvonneさんは映画モンドヴィーノでも取り上げられた。自然との共存を目指す彼女はビオディナミでワインを造っている。

彼女の造るジュランソンワインをタンクから飲ませていただいた時、身体に衝撃が走るような感動を覚えました。花や様々な果実のような香りが華やかに広がり、凝縮した果実味が口中に溢れ、余韻がとても長く心地よい自然な味わいのワイン。日本に帰ったらこんなワインを造りたい、そう心に決めました。

その翌年の2007年から、弊社でも自社畑を自然栽培に転換し、最初の2年間は収穫が半分ほど腐ってしまうなど困難に直面しましたが、継続は力なり、今では以前と変わらぬ収穫量が得られています。ジュランソンのテロワールを表現した彼女のワインのように、甲州やマスカットベーリーAから、果皮についた土着酵母を用い、勝沼の気候風土を味わうことができるワイン造りに励んでいます。

 

ご略歴

昭和49年10月生まれ

平成7年 慶応大学理工学部を中退しフランス留学

平成9年 ブルゴーニュのC.F.P.P.A.を修了し帰国、有限会社山梨ワイン醸造に入社

平成19年 自社畑の栽培を自然栽培に転換

平成25年 代表取締役社長に就任

平成26年 100周年を機に、社名を㈱くらむぼんワインに変更するとともに、原料を国産100%とする

平成28年 山梨県ワイン酒造協同組合 副理事長に就任、勝沼ワイナリーズクラブ企画委員長、アサンブラージュ会長

 

ご趣味

旅行、ワイン、レストラン巡り、音楽鑑賞、ドライブ

 

ご紹介者・木田様からのメッセージ

若手醸造家の筆頭株であり、山梨の若手醸造家のグループである「アサンブラージュ」の現会長を務めています。山梨には80社以上のワイナリーが有りますが創業100年を超えるワイナリーは僅か、その内の1つが「くらむぼんワイン」です。また、山梨県ワイン酒造協同組合の副理事長としも頑張って頂いております。

くらむぼんワインは、品質と品格にこだわりを持ち続ける老舗のワイナリーであり、野沢さんは栽培から醸造、販売全てをこなす若手でありながらベテラン醸造家です。これからも更なる活躍期待しております。

 

木田へメッセージを!

創業明治18年という歴史あるワイナリーの社長を継がれるという重圧の中、原料の国産化やスパークリングワイン開発、レストランゼルコバをオープンするなど経営手腕を発揮されているのは学ぶところが多いです。

木田さんは、山梨県ワイン酒造協同組合でも理事長として、KOJ(Koshu of Japan)委員長としてヨーロッパへのワイン輸出を牽引されているだけでなく、国内の各種イベントでも中心になって活躍されています。私も一緒に活動をしていく中で勉強させていただき、山梨のワイン業界をより活発にしていきたいと考えていますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

最後に今後の抱負や期待することを教えて下さい!

ワイン造りで家業を継ごうと思ったきっかけが、フランス留学中、ホームステイ先で飲んだワインでした。地域の食文化にワインが根付き、家族や友人で楽しく食卓を囲む、日本ワインがそうなっていって欲しいと思います。

山梨の特産、甲州種やマスカットベーリーA種を中心として、農家とワイナリーが信頼し合いながら、ブドウ・ワイン産地を継続して維持・発展していかれたらと思っています。

 

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