醸造業界で活躍する方々の「自分のお気に入りの醸造物・それにまつわる思い出」「醸造にかける想い・抱負」等を綴っていただく『いい醸!』。発表いただいた方の紹介により次回のご担当者が決まるため、意外な繋がりも見えるカモ!
 あなたが発表する日も遠くありません。その際はぜひ思いの丈をぶつけてください。

 更新は毎週月曜日・お昼の12時です!


6月 03 2019

山中酒の店
井上勝利

 

ご氏名をお願いします

井上 勝利(いのうえ かつとし)

 

ご所属

山中酒の店 店長

 

思い出の醸造物 or 好きな醸造物 or 最近はまっている醸造物を教えてください

喜久醉 松下米40 純米大吟醸、松下米50 純米吟醸

 

その理由は

喜久醉醸造元・青島酒造さんを訪問するといつも、井戸から勢いよく湧き出る水をコップに汲んで、最初に飲ませてもらいます。この、南アルプスを源流とする大井川の豊富な伏流水によって、全ての道具を洗い、米を洗い、酒を醸すと。

そして、蔵見学コースの最後は出荷場。〆の言葉はコレです。新人蔵人の仕事は、夏も冬も酒販店へ出荷する酒のP函を、この豊富な水のみでピカピカに洗うこと。

静岡からピカピカなP函が届くと、青島さんの酒造りへの姿勢を思い出し、自らの心も清められます。

「喜久醉・松下米」は、米が育つ水も同じ大井川水系。青島さんが農家の松下さんと共に、田んぼに毎日のように通い、足を踏み入れ、さらに手で舌で全身で土壌の感覚を確かめ、米を育てる。水と人とが一年かけて全て繋がったお酒です。

 

思い出の写真

13年のブランクを経て2017年8月から再び登山を趣味としている私は、いつしか「喜久醉・松下米」を育む水の源流部・南アルプスに行ってみたいと思いを強くするようになりました。

2018年のお盆休み、山梨県の広河原登山口を早朝に出発し、14時頃その場所に辿り着きました。標高3190mの間ノ岳の南側斜面、農鳥小屋手前から西側に続くトラバース道(水平道)沿いです。あいにくの雨模様の中ですが、感動のひと時でした。

10月初旬に南に約9km離れた塩見岳(3047m)山頂から望んだ間ノ岳の写真に、大井川源流部が手相のように沢筋とトラバース道がはっきりと見て取れます。

 

 

 

 

ご略歴

岡山県生まれ。2005年より山中酒の店勤務。

 

趣味

登山と登山時の自然観察

 

ご紹介者・古賀様からのメッセージ

親愛なる井上さん。僕が最後にあなたを見たのは、こたつに入ってみかんを食べている時でしたね。今までも色々な蔵、色々な店に御一緒させてもらい、大変な教えを乞うてきました。口には出しませんが、いつも感謝しています。末永くよろしく。

 

古賀様へメッセージを!

初めて会った時、首からかけていた木札の衝撃は今でも鮮明に覚えてます。古賀さんの批評のセンスにはいつも感心させられます。こちらこそ感謝してます。今後ともよろしく。

 

今後の抱負や今後へ期待すること

探究心を忘れず、食と日本酒の世界に携わっていきたいと思います。