醸造業界で活躍する方々の「自分のお気に入りの醸造物・それにまつわる思い出」「醸造にかける想い・抱負」等を綴っていただく『いい醸!』。発表いただいた方の紹介により次回のご担当者が決まるため、意外な繋がりも見えるカモ!
 あなたが発表する日も遠くありません。その際はぜひ思いの丈をぶつけてください。

 更新は毎週月曜日・お昼の12時です!


5月 25 2015

宮城県酒造組合
伊藤謙治

 

ご氏名をお願いします

伊藤 謙治(いとう けんじ)

 

現在のご所属

宮城県酒造組合 参事(技術担当)

 

現在の担当などは?

宮城県酒造組合として実施する酒造技術関連事業・業務

(各種鑑評会、各種技術支援、各種研究開発等)

 

代表商品

「勝山」「鳳陽」「雪の松島」「閖(ゆり)」「浦霞」「阿部勘」

「玉の緒」「一ノ蔵」「伯楽星」「森泉」「真鶴」「山和」

「黄金澤」「宮寒梅」「夢幻」「栗駒山」「綿屋」「日輪田」

「澤乃泉」「水鳥記」「蒼天伝」「日高見」「墨廼江」

「乾坤一」「藏王」(宮城県酒造組合加盟25銘柄)

 

思い出の醸造物を教えてください

「櫻正宗 焼稀」(日本酒)

「小鶴 黄麹」「さつま若潮 紅はるか」「森伊蔵」「魔王」(薩摩焼酎)

 

その理由やその醸造物にまつわるエピソードをぜひ!

東日本大震災から4年が過ぎましたが、沿岸部を中心としてまだまだ多くの方が先の見えない状況に苦しんでおられます。宮城県の酒蔵も深刻な被害に遭いましたが、全国各地、業界内外の皆様から多くのご支援を受けまして全場(内、1場は仮説工場のままではありますが)で酒造りの再開を果たせております。

皆様からのご支援に心より感謝申し上げます。多くのご支援の中でも、上記5銘柄の製造元におかれましては、被災後の間もない時期に津波被害を受けた製造場へ醸造機械類を無償提供いただきました。忘れられるはずもない銘酒です。

 

ご略歴

昭和40年 仙台市出身

大学卒業後、酒造会社に7年間勤務

平成6年より宮城県酒造組合に勤務(現在に至る)

 

ご趣味

旅、酒店巡り、書店巡り

 

ご紹介者・三浦様からのメッセージ

伊藤謙治先生とは、25年以上前に滝野川でお会いして以来の付合いです。

酒造組合に入られてからは、技術的にも素晴らしいご指導、厳しい助言等を多数いただき、従業員共々感謝の念に堪えません。これからも宜しくお願い致します。

 

三浦様へメッセージを!

滝野川で学んでいた頃は共にうつけ者でしたが、時に育まれ、賢人諸氏に育てられて、どうにか今日に至りましたね。銘酒「綿屋」をますます磨き上げていきましょう。

 

告知などがございましたらお願いします

日本酒の美味しさを拡張性のある情報としてお客様にお伝えしていく為のプラットフォームとして「みやぎの酒 選り取りナビ」(http://www.miyagisake.jp/yoridori/)を運営しています。ここに掲載されている情報そのものは宮城県産酒に限定されておりますが、「美味しい、不味い、好き、嫌い、はお客様が決めること。お客様が日本酒を選び、味わい、楽しんでいただく為に必要な客観的情報を提供していく。」ことを基本理念として汎用性を持たせた取り組みとなっております。興味を持っていただけた方は「宮城県における日本酒の商品情報提供への取り組みについて」(橋本建哉:温故知新,47,21(2010))もご一読いただければ幸いです。

 

最後に今後の抱負や期待することを教えて下さい!

近年あった大震災の後、二度とも死線をさまよう大病をいたしました。自戒の念も込めて、次なる大震災など来ないでほしいと願うばかりですが、残念ながら自然現象には人智が及ぶものでもありません。せめてもの恩返しに私たちの経験を後世に伝えていかなければならないと強く思っております。

読者の皆様におかれましても、災害は決して他人事と思わずに、常に備えを怠らぬように心掛けていてください。そして何より、まずは命を守る行動を優先させてください。生きていればこそ、美味しい酒を造り、美味しい酒を呑めるというものです。

 

リンク

宮城県酒造組合(宮城県酒造協同組合)HP(http://www.miyagisake.jp/index.html

宮城の酒(Facebook)(https://www.facebook.com/miyagishuzo