醸造業界で活躍する方々の「自分のお気に入りの醸造物・それにまつわる思い出」「醸造にかける想い・抱負」等を綴っていただく『いい醸!』。発表いただいた方の紹介により次回のご担当者が決まるため、意外な繋がりも見えるカモ!
 あなたが発表する日も遠くありません。その際はぜひ思いの丈をぶつけてください。

 更新は毎週月曜日・お昼の12時です!


3月 11 2019

大海酒造株式会社
大牟禮良行

 

ご氏名をお願いします

大牟禮 良行 (おおむれ よしゆき)

 

ご所属

大海酒造株式会社 取締役製造部長 杜氏

 

代表商品

くじらのボトル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思い出の醸造物 or 好きな醸造物 or 最近はまっている醸造物を教えてください

天の戸 天黒

 

その理由は

浅舞酒造で初めて焼酎用黒麹を使用して造った清酒で絶妙な酸味が旨味になり熟成して来ると白ワインのような味わいだった。

黒麹造り清酒の先駆け的そんなお酒に巡り合ったのは今でも忘れられない。

 

ご略歴

1981年大海酒造協業組合入社

1998年大海酒造協業組合 杜氏就任

2012年組織変更、大海酒造株式会社取締役製造部長(杜氏)

2018年鹿児島県優秀技能者知事表彰受賞

現在に至る

 

趣味

魚釣り

 

ご紹介者・森谷様からのメッセージ

「うちの杜氏は焼酎の大吟醸造るんですよ」と大海酒販の山下社長に紹介されました。よく聞くと、芋の選別にも自ら立ち合い、気になるものはどんどんはじいていくことでした。2002年に初めてお会いしてから、焼酎造りに対する真摯な態度は年々増すばかりですね。「きまじめさ」が酒造りしてるような感じです。芋畑を回るために軽トラを買ったのには参りました。

その土地で一番よくできるもので酒を造る。日本人のち密な技で酒を造る。そんな意味で芋焼酎も間違いなく「日本酒」なのだと教えていただきました。

 

森谷様へメッセージを!

2002年に人生初の清酒蔵を訪ねたのが浅舞酒造でした。焼酎業界に入り20年超、杜氏になって4年目の事でした。自分の中では造りの事は殆んど分かっているつもりが浅舞酒造の森谷杜氏と出会いその自信が奈落の底に転げ落ちるような気持になった事を思い出します。大吟醸の洗米、麹造り、醪管理等、酒造りのひとつひとつが丁寧に緻密に計算されていて、本当に刺激を受けました。夜中に居場で酒を酌み交わしながら米農家の事、蔵人の事など。そして酒を造る事に携わる人達との交流も新たな発見をさせて頂きました。浅舞酒造で使う酒米は全量、蔵から半径5㌔圏内にあります。そして全員が顔の見える農家さんです。極めつけはビンの裏ラベルに農家さんの写真が貼ってあること。大海酒造でも芋農家の写真がビンの裏ラベルに貼ってあります。浅舞酒造さんと交流したことで醪の低温発酵や麹造りなど大海酒造の造りもレベルアップしました。

 

今後の抱負や今後へ期待すること

焼酎造りに38年間携わって来ましたのでその経験を少しでも若い人たちに伝えられるようにして行けたらと思います。