醸造業界で活躍する方々の「自分のお気に入りの醸造物・それにまつわる思い出」「醸造にかける想い・抱負」等を綴っていただく『いい醸!』。発表いただいた方の紹介により次回のご担当者が決まるため、意外な繋がりも見えるカモ!
 あなたが発表する日も遠くありません。その際はぜひ思いの丈をぶつけてください。

 更新は毎週月曜日・お昼の12時です!


5月 27 2013

堀河屋野村
野村太兵衛

 

ご氏名をお願いします

野村太兵衛(のむら たへえ)

 

現在のご所属などは?

堀河屋野村 店主

 

御社代表商品

 

 

 

 

 

 

三ツ星醤油

 

思い出の醸造物 or 好きな醸造物 or 最近はまっている醸造物などを
一品教えてください

1)ピノー・デ・シャラント(白ワイン)

2)泡盛で作った自家製の梅酒

 

その理由やその醸造物にまつわるエピソードをぜひ!

1)コニャックの名門ジャン・フィユー家を訪れた時に、教えていただいたワイン。いろんな話をしましたが、ピノ-の話が一番印象に残っています。このお酒は、ブドウ果汁にコニャックを加えて樽熟成した甘口の白ワインで、香りとまろやかさが気に入っています。食前酒としてぴったりです。

2)地元でとれた南高梅を泡盛に漬けてつくる自家製梅酒を楽しんでいます。中には20年を超えるものもあり、華やかな梅の香りを残しつつ、重ねた刻が織りなすコクと深みが絶妙な味わいとなっており、夕食時や寝る前にロックで楽しんでいます。

 

思い出のお写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三ツ星醤油 コンプラ瓶(900ml)

廻船問屋を営んでいた江戸時代、醤油のオランダ交易に用いられていた「コンプラ瓶」を復刻した商品です。当時と同じく波佐見焼の磁器を用い、表面には、醤油を示す「JAPANSCHZOYA」の文字を描いています。

これを作った当時は、苦難を乗り越えようやく経営的に安定してきた時期です。海をわたり世界に広がった醤油のように、これから世に羽ばたいていきたいとの想いを込めて、今から30年前に当時の資料からコンプラ瓶を復元しました。今でもコンプラ瓶に瓶詰めするときには、当時の気持ちを思い出させてくれる商品です。

 

ご略歴

1949年(昭和24年)元禄年間から300年の歴史を持つ堀河屋野村の長男として和歌山県御坊市に生まれる。16歳の時、父親の死去に伴い、母とともに家業を継ぐことを決意する。20歳で第13代野村太兵衛(堀河屋野村としては17代目)を襲名。伝統をかたくなに守り続け、厳選された材料による誠実なものづくりを信念としている。

主な経歴

1974年 成城大学文芸学部卒

1981年 良い食品を作る会 会長

 

趣味

とりたてて趣味というものはありませんが、美味しいものを食べたり飲んだりすることが好きです。特に各地に旅行した時、その土地に根ざした食べ物やお酒を味わい、それを作った人々と交流できれば最高ですね。

 

最後に今後の抱負や期待することを教えて下さい!

ご存じのとおり和歌山県は醤油発祥の地ですが、醤油の生産量が下位であることは残念です。しかし量を求めるのではなく、今までどおり信念に基づいた醤油づくりを続け、胸を張って自己主張できる蔵でありたいと思います。そして「醤油といえば和歌山の三ツ星醤油」といわれるような蔵でありたいと思います。

また日本の伝統や文化、しきたりといったもの守り伝えていくことで、日本らしさ、日本人らしさということを大切にしていきたいと考えています。しかし一個人や一事業者が声高に叫んでみても、得てして自己満足や自己陶酔に陥りやすいものです。

伝統を守るといっても「時代の流れ」を全否定するものではありません。伝統や文化というものは、地域によって守り、受け継がれていくものであり、その根本を揺るぎないものとしたうえで、時代のエッセンスを枝葉として次の時代に引き継いでいけるような取り組みができればと考えています。

 

リンク

堀河屋野村ホームページ